特養看護師奮闘記
特別養護老人ホームにおける、利用者と看護師の日々の関わりを日記に綴りました。 笑いあり、涙あり、怒りあり。 読んで絶対後悔ナシの、感動のページです。 コメントもたくさんお待ちしています。
ああ、世の中は・・・

「てんかん発作」で入院していたトミさんがチューブを付けて帰ってきたことは先日書いた。
そして、帰苑してすぐにチューブを抜き、経口からの摂取を試みた。

やはり予想していた通りだった。
手を使うことを忘れていた。 飲み込むことも忘れていた。
だが、食べてもらわなくてはならない。
そして、食べられるはずだ!

こんなときには、『根気』と『忍耐』が必要だ。
あれから3日経った。
8~10割食べられるようになったのだ。
ただ、入院したために『認知能力』の衰えが目立ち、スプーンで遊ぶことが多くなった。
家族には、重度の「認知症」へと移行したことを伝えた。

昨日、看護学校の教え子の○子と久しぶりで会った。
彼女は「糖尿病」で、学生時代から『インスリン』をうっていたことは知っていた。
そのことについて、彼女から新たな情報を聞いた。
祖父母・両親共に「糖尿病」であること。
彼女が13歳のとき、学校の検診で「糖尿病」が判明し、以後『インスリン』を手放せなくなったこと。
それについて、母親が心を痛めていること。

聞いていて一番辛かったことは、彼女が「糖尿病」だと分かった途端、付き合っていた人たちが、去っていったことだった。
だから、彼女は既に『結婚』を諦めかけている。
彼女は32歳だ。
陽気で明るい彼女の心の内面には、計り知れないほどの『辛さ』が隠されていた・・・




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