特養看護師奮闘記
特別養護老人ホームにおける、利用者と看護師の日々の関わりを日記に綴りました。 笑いあり、涙あり、怒りあり。 読んで絶対後悔ナシの、感動のページです。 コメントもたくさんお待ちしています。
ジュンさんとの『別れ』!

重度の『糖尿病』のために、インスリン注射を打っているユキさんは、週のうち4日間を施設で過ごされるようになって、随分経つ。 
当初は、食欲もあり、別段注意することも無かったのだが、今年になって食欲が減退し、常に『低血糖』に注意せねばならなくなった。
また、1ヶ月前より微熱が続き、それも心配の種になっていた。
昨日の午後から、熱が上昇し始め18時には37.6度になっていた。

午後9時、トイレで転倒しているユキさんを介護員が発見した。 
今日、詳しくユキさんから聞いたところによると、頭がふらついて立っていられなくなったという。 そして、家でも時々起こるとも言っていた。 そんな時、動けないので、じっと横たえているという。
午前1時には38度に熱が上昇したが、朝には平熱に戻っていた。

病気が無いのに、熱が上がったり下がったりすることは、体に負担がかかり、『認知症』が一気に進んだり、慢性疾患を持っている人は、一気に病状が悪化することが少なくない。

家庭の事情で、一人暮らしのユキさんにとって、これからの自宅生活が危ぶまれる。
そこで、近所に住む長男夫人に電話し、昨日の状況を報告し、夜間の注意点をお教えした。

午後、体調不良者のラウンドを終えた私は、同僚に
「ジュンさん、どうしてるのかなあ。」と、問いかけた。 二人の同僚が同じに、「えー、たった今私達もジュンさんのことを話してたところよ。」という。

ジュンさんは、以前ブログに書いたが、『パーキンソン病』のために、足の指が壊死になり、切断目的で入院した人だ。
ところが、『骨髄炎』を併発し予定より早く『切断』を受けた。
そして、すぐ後『呼吸不全』を起こし、『人工呼吸器』を装着したのだった。
この知らせうを受けて、今日で1週間ぐらいだと思う。

それから30分後、「○○病院から電話です。」という事務員。
「○○病院ですが、午後3時30分にジュンさんがお亡くなりになりました。」

私達が、ジュンさんのことを話した30分後の電話。

 きっと、ジュンさんが、私達に「お別れ」をしに来てくれたのだろう!





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